以前、当ブログにて楽譜作成ソフト「Muse Score」の紹介をさせてもらいました。
とても便利で重宝しているのですが、スマホからの楽譜作成ができないという残念な欠点がありました(※閲覧、再生は可能)。スマホから手軽に楽譜を作りたいなー、と思っていたら…
もうすでにそういうの入れてたの忘れてた(笑)
今回ご紹介するのはこちら!スマホ用楽譜作成ソフト、
Blue Notation です。
機能について
音符の打ち込みがサクサクできる
写真からなんとなく想像できるかと思いますが、音の長さを選んで鍵盤を弾く事で音符入力していきます。間違えた時のやり直し、音符を消さずに小節間を移動する、試し弾きの際に音符入力をキャンセルする「試奏モード」等の機能も備えています。
簡易的な伴奏がつけられる
入力した音符をただ鳴らすのではなく、伴奏をつけて鳴らすこともできます。ジャズ調、ポップス調から選べます。もちろん、伴奏なしで再生することも可能です。メイン楽器の選択、伴奏楽器の音量調整も行えます。
和音入力ができる
和音の入力も可能です。鍵盤同時押しで入力できなくはないのですが、流石に鍵盤が小さすぎて難しいかな…
コード・歌詞・繰り返し記号の入力も可能
コード入力も、選んで押すだけ。オンコード、add9などのやや複雑なコードは別のタグでカスタマイズして入力できます。
繰り返し記号はここから選んで入力。
歌詞もこんな風に入れていきます。
慣れてくるとホントにサクサク入力でき、サラッと一曲出来てしまいます。DTMでの作曲は、操作面が複雑だったり音色や波形編集なんかに気を取られて本来の作業が滞りがちです。このアプリならその心配はなし。さらに言うと、PDFやMIDIでのエクスポート機能もあります。つまり、このアプリで作ったデータを別媒体で閲覧したり、それこそDTMでさらに編集したりも出来るわけです。
もちろん、スマホアプリなんでどうしても不便な部分はあります。
不便な部分
32分音符の入力ができない
あまり細かい長さの入力はできないので、装飾音なんかは入れられないですね。
複数パートの楽譜は打ち込めない
メインで鳴る楽器の音色は変えられますが、これを複数のパートで鳴らすことはできません。つまり、このアプリをオーケストラの打ち込みに使うと言うのは非現実的です。
ネットの情報が少ない
記事を書くにあたりネットでもいろいろ調べたのですが、このアプリについての情報はあまり見当たらないです。かなり便利なアプリなんですけどね…ただ、ヘルプは結構充実しており、YouTubeにもTIPSは転がっております。
操作してみました
せっかくのスマホアプリなので、実際に操作してるところを見てもらいましょう。
入力前にフレーズの構想時間(笑)を設けましたが、それもせいぜい1,2分なんで、それを含めても正味かかった時間は5分強ってとこですかね。もちろん、クオリティーは度外視ですよ!少し楽譜の知識があって才能のある方にこのアプリを紹介したらとんでもないことになる予感がします…
まとめ
- スマホからの入力でメロディ・コード・歌詞・伴奏までフォローできる
- PDF,MIDI出力ができるためデータの共有が容易
- オーケストラやバンドスコアの作成には不向き
伴奏の選択肢を見てもわかるように、このアプリはジャズ・ポップス演奏に向いているようですね。リードシートなんかはこのアプリだけでばっちり作れます。楽譜の知識は多少要るものの、中学の音楽の授業でやった内容程度で大丈夫です。
App storeにもありましたので一安心。