前々から楽譜作成ソフトが欲しいなー、なんて思っていました。しかし、稀代の「くそめんどくさがり」なわたくし、どうせちょっといじっておしまい、になりそうだと容易に想像ができ、思うだけで数十年が過ぎていき。DAWソフトに付属してたりするかもしれないけど、そもそもDAWがめんどくさい…ただ、ミュージックスクールに通う段になり、「フルスコア書かなくても、リードシートさえ作れりゃいいんじゃね?」と思い立ち、PCに何か入れる事にしました。
前置きが長くなりましたが、あれこれ探してたどり着いたのが、この「Musescore」です。
Musescoreとは?
公式サイト
Wikipedia
MuseScore (楽譜作成ソフト) - Wikipedia
楽譜作成ソフトとしては、FinaleやSibelius、国内だとSinger song writerやスコアメーカーなどがありますが、いずれも基本有料です。そんな中、このMusescoreは、無料で使えます!しかも、PC版は機能制限がない!いいんですか!?大丈夫ですか!?と心配になりますね。作成したスコアをネットにアップロードしたり、スコアを介したやり取りもできる等、SNS的な役割も果たします。また、スマホアプリもあります。
これを使ってなにができるの?
なにができるって…機能制限ないからほぼなんでもできそう!詳しくは公式サイトを確認してもらうのが一番ですが、リードシートやピアノスコアはおろか、バンドスコアやオーケストラのスコアまで作れるようです。テンポやコード、歌詞の挿入もお手の物。これは…作るしかないっ!
よっしゃ作ってみるか!
まずはソフトのダウンロード。朝の5時からしこしこ作業(注:徹夜ではない)。さあインストールもできましたよ!マウスでちまちま入力すんのかな、めんどくせーな…ん?なにこれ?『仮想キーボード』??そう、この仮想キーボードというのがかなり便利。
この画面下のやつですね。MusescoreはMIDIキーボードからの入力もできるのですが、いかんせん手元にMIDIケーブルがなーい!なのでマウスでの入力は覚悟していたのですが、これがあればなんとかなりそうだ(まあ、このキーボードを押すのはマウスでやるんですけど)。仮想キーボードの出し入れは「p」のキー、入力モードの出入りは「n」キーでできます。やはり最初は慣れないので時間がかかりましたが、コピペのやり方も覚えて後半サクサク進み、リードシートが完成しました!(でも2時間たっぷりかかったよ…)
すみません、僕の曲ではないのでとりあえずぼかしました。仮想キーボードでも操作に慣れればかなりスムーズに入力できそう。もちろん、MIDIキーボード入れたら格段に速くなるんじゃないかなぁ。コードも「ctrl+k」押して、コードのつづりまんま入力するだけ。いやー、リードシートとは言え初めてスコアを完成できた。えらい僕(←偉いのはMusescore …)
ちなみに、スマホアプリをダウンロードすれば、PCで作ってアップロードしたスコアをスマホでも閲覧、音声再生が可能です。ただし、スマホ版には編集機能はなく、機能制限もあります。移調させての再生や、PDF出力も無料版ではできません。ただし、PC版ならできるのでさほど問題はなさそう。
作ってみての感想
Musescoreすごい!の一言ですね。無料なのに機能がそろいすぎ。他のソフトなんか下手したら4万円くらいしますからね…僕の用途からすれば、Musescoreの機能だけで充分すぎるほどですね。まだまだ多くの機能があるすごいソフトなので、機会があればまた紹介したいと思います。