The road to endless jazz!
「うたうシンピアニズム」管理人:とっきーです。
とっきー@ピアノ・シンセ見習い (@Tokky9091) | Twitter
最近、ジャズからはやや遠ざかっているとっきーです。
そんな僕ですが、唯一ほぼ毎日弾いているジャズのスタンダードナンバーがあります。
そう、みなさんご存じ『枯葉』です。
あらゆるミュージシャンがカバーしており、そのアレンジも極めて多彩です。
多くの人たちに『枯葉』が長く親しまれているのはなぜか?その要因のひとつに、『枯葉』のコード進行が挙げられます。
どんなコード進行が取り入れられているのか、見ていきましょう。
『枯葉』のコード進行
上段をコードネーム(キーGm)、下段をディグリーネームで記載しています。
コードの機能を考える場合、ディグリーネームにしておく方がやはり理解しやすいですね。
さらに、このディグリーネームを単純に数字に置き換えるとこうなります。
4→7→3→6→2→5→1→1
コード進行にはいろいろなルールがありますが、曲の最初は「4」か「1」、最後は「1」にすると収まりがいいことが多いです。
ここでは、コードについて1から説明することはありませんが、よく知られる用語について触れていきたいと思います。
ツーファイブ進行
4→7→3→6→2→5→1→1
下線を引いている部分が「ツーファイブ進行」です。
「ん?2→5はそうだろうけど、4→7はちがうんじゃ?」
となるかも知れません。
この曲のキーはGmなのですが、キーがB♭とした場合、Cm7は「2」、F7は「5」と考えることができます。
ツーファイブ進行は、ジャズでは頻繁に出てきますし、他のジャンルでもかなりの頻度で使用されます。
ドミナントモーション
4→7→3→6→2→5→1→1
下線の部分がドミナントモーションとなります。5から1に移る動きのことですね。
これはもう、どのジャンルでも採用されている進行です。というのも、理屈抜きで人間の耳が「この音の次はここに行ってほしい」と感じてしまう進行なのです。
ツーファイブのところでも触れたように、「7→3」のところもドミナントモーションとなります。
おわりに
『枯葉』について少しだけ説明しましたが、この2点だけでも押さえておくと良いと思います。二つまとめて「トゥーファイブワン」と言われることも多いです。
『枯葉』とコード進行については、今後も書いていきたいと思います。