【果てしないジャズへの道のり】11

スポンサーリンク

The road to endless jazz! hateshinaijazzhenomichinori 

「うたうシンピアニズム」管理人:とっきーです。

 とっきー@ピアノ・シンセ見習い (@Tokky9091) | Twitter


最近、ジャズからはやや遠ざかっているとっきーです。

そんな僕ですが、唯一ほぼ毎日弾いているジャズのスタンダードナンバーがあります。

そう、みなさんご存じ『枯葉』です。

あらゆるミュージシャンがカバーしており、そのアレンジも極めて多彩です。

多くの人たちに『枯葉』が長く親しまれているのはなぜか?その要因のひとつに、『枯葉』のコード進行が挙げられます。

どんなコード進行が取り入れられているのか、見ていきましょう。

『枯葉』のコード進行

autumn leaves 

上段をコードネーム(キーGm)、下段をディグリーネームで記載しています。

コードの機能を考える場合、ディグリーネームにしておく方がやはり理解しやすいですね。

さらに、このディグリーネームを単純に数字に置き換えるとこうなります。

◆枯葉のコード進行を数字に置き換える◆


4→7→3→6→2→5→1→1

コード進行にはいろいろなルールがありますが、曲の最初は「4」か「1」、最後は「1」にすると収まりがいいことが多いです。

ここでは、コードについて1から説明することはありませんが、よく知られる用語について触れていきたいと思います。

ツーファイブ進行

◆『枯葉』のツーファイブ進行◆


4→7→3→6→2→5→1→1

下線を引いている部分が「ツーファイブ進行」です。

「ん?2→5はそうだろうけど、4→7はちがうんじゃ?」

となるかも知れません。

この曲のキーはGmなのですが、キーがB♭とした場合、Cm7は「2」、F7は「5」と考えることができます。

ツーファイブ進行は、ジャズでは頻繁に出てきますし、他のジャンルでもかなりの頻度で使用されます。

ドミナントモーション

◆『枯葉』のドミナントモーション◆


4→7→3→6→2→5→1→1

下線の部分がドミナントモーションとなります。5から1に移る動きのことですね。

これはもう、どのジャンルでも採用されている進行です。というのも、理屈抜きで人間の耳が「この音の次はここに行ってほしい」と感じてしまう進行なのです。

ツーファイブのところでも触れたように、「7→3」のところもドミナントモーションとなります。

おわりに

『枯葉』について少しだけ説明しましたが、この2点だけでも押さえておくと良いと思います。二つまとめて「トゥーファイブワン」と言われることも多いです。

『枯葉』とコード進行については、今後も書いていきたいと思います。

サウンドハウス