できるだけシンプルに高音質の弾き語り動画を作成する方法

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「うたうシンピアニズム」管理人:とっきーです。

 とっきー@ピアノ・シンセ見習い (@Tokky9091) | Twitter


最近は、DTMと言うより弾き語りをやる
ことが主になっています。ほとんど、
その場で弾き語って終わり、となりますが、
ちょっと演奏の出来が良かったりすると
残しておきたくなるのが人情、ですよね。

ただ、演奏をそのまま残すと音質面で
少々不満が出てしまいます。

そこで、今回のテーマは「弾き語り動画の音質を上げる」です。

方法1:スマホで撮影

必要な機材
→スマホor動画撮影できるデジカメ、三脚


一番シンプルな方法です。スマホのカメラをセッティングして、
撮影ボタンを押すだけ。

しかし、これの一番の不満は

「鍵盤を弾く時のカタカタ音が残る」

ことです。

これさえなければ、この方法でもまぁまぁ
満足できるんですけどね。

と言うことで、次のステップに移ります。

方法2:オーディオインターフェイスを通す

必要な機材
→オーディオインターフェイス、マイク、ケーブル類


そこで登場するのがオーディオインターフェイス。

オーディオケーブルを通して録音するので、
音質の劣化を防ぐと同時に生活音等の
ノイズをシャットダウンできる。
先ほどの打鍵音の問題もクリアできる
わけです。

そして、弾き語りということであれば、
マイクも要りますね。
(今回は、ダイナミックマイクorコンデンサマイクの是非と言う内容は割愛します)
では、この方法で何が問題になるのか
と言うと、

「歌や楽器演奏の音を個別で調整できない」

というところです。

特に、なんのエフェクトもかけないと、
歌がしょぼく聞こえます。
まぁ、ほんとに上手な方はエフェクト
なんぞは要らないかもしれません…

でも、「演奏と歌を分けて録音しておく」
と言うのは、あとで手を加える時に
とても便利ですので、オススメです。

方法3:ピアノ録音と歌の録音を分ける

と言うことで、今記事の核となる方法を
ご紹介します。

ここまでに出てきた機材以外で必要な
ものは2つ。それは

・動画編集ソフト
・音声編集ソフト(できればDAWの類)

です。

僕はiPhoneしか使ったことがないので、
それ前提でご紹介させていただきます。
(androidご使用の方スミマセン…)

iMovie

iPhoneで無料で使用できる動画編集アプリです。

iMovie

iMovie

  • Apple
  • 写真/ビデオ
  • 無料
apps.apple.com

細かいことを言わなければ、このアプリで
十分です。「シンプルな弾き語り動画作成」
と言う目的に照らせば、まず他のアプリは
必要ないでしょう。

まずは、ステップ2で演奏したピアノ動画を、このアプリで編集します。

Garage Band or Cubase3

iPhoneには「ボイスメモ」という優秀な
アプリがありますが、残念ながらこれには
エフェクト機能は付いていません…

そこで、音声編集が可能なアプリを別途
用意する必要があります。

GarageBand

GarageBand

  • Apple
  • ミュージック
  • 無料
apps.apple.com

Cubasis 3 DAW

Cubasis 3 DAW

  • Steinberg Media Technologies GmbH
  • ミュージック
  • ¥5,000
apps.apple.com

Garage Bandは無料、Cubase3は有料
ですが、どちらもiPhoneで使用できる
高品質のDAWアプリです。歌はこれらの
アプリで録音します。そして、DAW付属の
エフェクターをかけて音質を整えます。
(コンプレッサー、リバーブ、イコライザー等)

仕上がった歌のトラックを、「ファイル」
アプリにコピーしましょう。

歌のトラックと演奏動画をくっつける

あとは、歌と演奏動画をくっつけるだけです。

iMovieでのやり方を説明します。

1.「iMovie」を開いて「+」ボタンを押し、
「ムービー」を選択
2. 編集したい動画を選択し、下の「ムービー
を作成」を押す
3. 左側の「+」ボタンを押し、「ファイル」
を選択
iMovie1 iMovie2

4. 音声編集ソフトで作成したファイルを
選択
5. 動画と歌のトラックの開始位置を手動で
合わせる
6. それぞれのトラックの音量を調整する

これで完成です!

今回の結果

では、この方法で作成した動画をご覧ください。


www.youtube.com

とりあえず、音質はそれなりにいい感じに
なっているのではないでしょうか。

おわりに

ちょっと公開しているのは

比較動画を作っておけば良かった…

ということです。afterの動画だけではたぶん
伝わりにくい、beforeが要るやん、と。

まぁ、もしこれを参考に実践される方が
おられるなら、効果は実感できるかと
思います。

サウンドハウス