The road to endless jazz!
「うたうシンピアニズム」管理人:とっきーです。
とっきー@ピアノ・シンセ見習い (@Tokky9091) | Twitter
昔に買った、ある楽譜を書棚から引っ張り出してきました。
これを購入したのは、『モルダウ』が弾きたかったから。
「♪ボヘーミアーのかーわよー モールダーウよー」のアレです。
この曲を知ったのは、映画『次郎物語』でさだまさしさんが歌っていたのを聞いたのが最初でした。やっぱりさださんが歌うと、より物悲しさが増します。
ボヘミアってなんやねん、てとこですが、現在のチェコ中西部の旧称ですね。この地方の出身者としては、モルダウの作曲者であるスメタナの他に、「変身」で有名な作家のカフカがいます。
この『モルダウ』ですが、スメタナが作曲した『我が祖国』という連作の一部です。
『我が祖国』(わがそこく、(チェコ語: Má Vlast)は、ベドルジフ・スメタナの代表的な管弦楽曲で、1874年から1879年にかけて作曲された6つの交響詩からなる連作交響詩。第2曲『ヴルタヴァ』(モルダウ、バルタバ)が特に著名である。 wikipediaより引用
スメタナはずっとボヘミアで過ごしていたと勘違いしていたのですが、5年ほどスウェーデンで活動していたそうです。この曲は、祖国を外から見つめ直して書かれたものなのかもしれません。
ベートーヴェンもそうでしたが、スメタナもまた晩年は自身の聴力を失っています。そのため指揮者としての職も失いましたが作曲活動は継続していました。『我が祖国』は、聴力を失って5年後の1879年に完成したそうです。
『モルダウ』は、色彩豊かな風景の中を流れるモルダウ川をモチーフとしています。それを表すために、6/8拍子のゆったりした曲調で書かれています。ホ単調で始まりますが、途中ホ長調に転調します。
冒頭のさわりだけ弾いてみました。
『我が祖国』よりモルダウ pic.twitter.com/ss6Hb4ziNG
— とっきー@ピアノ・シンセ見習い (@Tokky9091) 2022年3月12日
当時前奏だけちょろっと弾いて挫折したのですが、落ち着いて取り組めば、弾けるようになるものだと改めて感じました。食わず嫌いはよくないですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「ジャズ関係なくない?」
いいんです!
すべての道はジャズに通ずるんです。そういうことにしときます。