TASCAM DP-004

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この前、変換プラグがないー!ていうしょーもない記事を書きました。 

www.tokky909.fun

 

そもそも、なぜそんなもんを探してたかと言いますと、この機材を使いたかったからなんです。

※現在、DP-004は生産終了しています。

今もってパソコン使った宅録いうものに抵抗があります。実は一度SONARを入れてみたことがあるのですが、見事にぜんっぜん使いこなせなくて放置…そもそも、シンセ以外の楽器弾けないし、弾けたとしても楽器入れるならオーディオインターフェースが必要なのも当時知らなかったと思います。シーケンスソフトで充分やん…

 

さりとて、歌とかコーラスなんか入れたい時、シンセだけだと無理やなー、とは思っていました。パソコンで宅録する以外でそういうことが出来る「えむてぃーあーる」なる便利なものがあるということは知っていました。ただ、当時のMTRは大きい、つーかごっつかったんですよね。置き場所がない。もっと小さいなら欲しいのに、と思ってました。

 

そんな時、とある楽器店でTASCAM DP-004を発見。これこれ、このサイズ感ですよ!しかし、横を見るとこんな機材も置いてました。 

 その日は購入しなかったのでしばらく迷いましたが、やはりDP-004に決定。以下にその理由を挙げていきます。

DP-004を選んだ理由

とってもコンパクト

サイズ感としてはドンピシャですね。これにケーブル2本挿せてつまみもいっぱいついてUSBついてて、それで20,000円前後(2010年当時)。ギターやキーボードのソフトケースにあるポケットにもすんなり入り、簡単に持ち運べます。

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つまみ類の質感

つまみがね、触り心地がいいんですよコレ。作りがしっかりしています。ハードウェアはこういう楽しみがありますね。

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音質が良さそう

良さそう、て(笑)ただ、実際に録音して音を聞いてみても、変なノイズが乗ったりとかはありません。歌声も付属マイクで録ってみましたが、特に気になるようなことはありませんでした。

操作が簡単そう

これはね…

簡単です!簡単操作です!

声を大にして言わせていただきました。

少なくとも、今まで機械系の楽器を使用していた人はまず間違いなく録音・再生まではできると思います。それ以外の操作なら、本機の上の方には「REC MODE」「UN/REDO(アンドゥ/リドゥ)」というよく使いそうなボタンが配置されていますし、細かいことは「MENU」ボタンで階層深くに入ればできそう、とか推測もしやすい。DAWがとっつきにくくてMTRを選択してる向きからすれば、この簡単操作というのはひじょーにありがたいと言えるのではないでしょうか。

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問題点

廉価機なので、「トラック数が少ない」とかはとりあえず置いておきましょう。わかった上で購入しているはずですからね。

エフェクター未実装

これは一概に問題点とは限りませんね。ギタリストなら自分のエフェクター持ってるからそれをかますだろうし、今時エフェクター内蔵していないシンセとかないし。ただ、ヴォーカル入れる時せめてリバーブやコーラスないと…ていうのはわかります。僕なんかはDP004持ってって風呂場で歌を録ったりします(笑)ま、SDカードをPCに読み込ませて編集できたりもするので、最低限の素材のみ録れる、という考え方もできます。

バーチャルトラックがない

これもそこまで不満というほどでもないですが、リアルタイムで録音するというMTRの特性上、あったほうが有難いですね。ちなみに、バーチャルトラックとは、「あるひとつのトラックに仮としての複数のトラックを設けており、録音はできるが再生できるのはそのうちひとつだけ」というシロモノです。ややこしい説明ですみませんが、要は何テイクか録り置きができて、そのうちひとつを選べる機能、ということです。あれば便利、でもなくてもいい!(なら言うなよ、て話ですが…)

MIDIがない

今のところまだ問題にはなってないのですが、MIDIがついてないと同期演奏ができない、つまり曲の頭合わせやテンポをぴったり合わせるのが難しいと思われます。これはちと困った。自動演奏できる楽器を2つ以上入力するときに問題になってきますね。

後継機・姉妹機について

冒頭でも述べましたが、DP004は生産終了機です。なので、手に入れるとすれば中古市場を漁ることになります。ただ、後継機が出ているのでそちらがお求めやすいでしょう。

 

DP004との違いですが、

  1. トラック数が2つ増加(モノラル×2、ステレオトラック×2で計6トラックという考え方)
  2. 本体底面に、カメラ三脚用のねじ穴がついている→本体マイクのセッティングがしやすくなった
  3. 外部からステレオファイルをインポート可

この三点のようです。

 

こちらはトラック数が8に増え、リバーブやイコライザ、マスタリングエフェクトまで装備!しかも¥20,000切るってね…しかもしかも、こんなモデルまで出てますよ!

okudatamio.jp

MTRは楽しい!

正直まだこの機材を使いこなせてはいないわけですが、やっぱり触ってると楽しいです。言うてもDAWの方がそりゃ格段に便利だとは思いますが、使い方を覚えるまでが一苦労だし、こう実機を触る楽しみ、と言うのがありまして。しかもその楽しみが¥10,000ちょっとで手に入りますからね〜。中古ならもっと安く手に入れられる可能性も高いので、この機会にぜひ手にとってみてはいかがでしょう?

 

また機会があれば「DP004使い方講座」みたいなのもやってみたいですね。

サウンドハウス