
「うたうシンピアニズム」管理人:とっきーです。
とっきー@ピアノ・シンセ見習い (@Tokky9091) | Twitter
今回、『ロボットアニメっぽくないテーマソング』について考えてみました。
みなさんが『ロボットアニメ』と聞いて思い浮かべるテーマソングって何ですか?僕の子供の頃なら、
『伝説巨人イデオン』
『機動戦士ガンダム』
『戦闘メカザブングル』
等のサンライズ系が真っ先に来ますね。
『ヤッターマン』や『黄金戦士ゴールドライタン』等のタツノコプロ作品も入ってくるかな。
ロボットアニソンを担当されていた歌手もたくさんおられたのですが、ささきいさお、水木一郎、串田アキラ、たいらいさおといった面々が印象深いです。いずれも、勇ましくおおらかに歌い上げる感じですね。
そんな中、「え、これロボットアニメの曲なの?」ていう曲もあったりします。曲だけ聴いたらロボットのイメージ浮かばへんやろ、という…
最近はロボットアニメそのものが放映されているのかどうか全然わからんのですが、とりあえず僕の知ってる中で5曲ほど挙げたいと思います。
- 『愛・おぼえていますか』(超時空要塞マクロス『愛・おぼえていますか』劇場用テーマソング)
- 『愛よファラウェイ』(超獣機神ダンクーガOP)
- 『地球にI LOVE YOU』(特装機兵ドルバックOP)
- 『Dreamy my love』(ゴッドマジンガーOP)
- 『BIG-O!』(THE ビッグオーOP)
- おわりに
『愛・おぼえていますか』(超時空要塞マクロス『愛・おぼえていますか』劇場用テーマソング)
作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦
ロボットアニメって聞くと、どうしても「たたかえ!」「正義のために!」みたいな、熱い主題歌を思い浮かべる人が多いと思うんですよ。でも、そんなイメージを優しく、でも確実にひっくり返してくれた曲があるんです。
それが、マクロスの伝説の一曲――「愛・おぼえていますか」。
まず、この曲、ロボットアニメの曲とは思えないくらい本当にきれい。瑞々しくて切なくて、それでいてどこかノスタルジックで。初めて聴いたとき、「これ、戦うアニメの曲なの?」ってびっくりするレベル。むしろ、普通にポップスの名曲として世に出しても大ヒットしてたのでは?と。
しかもこの曲、劇中では単なる挿入歌なんかじゃなく、ストーリーのめちゃくちゃ重要なカギを握ってるんですよね。ネタバレするのでここでは詳しくは触れませんが、アニメ劇中の物語が音楽によって動かされるって、当時としてはものすごく新しい発想だったと思います。
作曲の過程において、作画の時間から逆算して間奏の秒数も指定されたという逸話があります。それだけ計算して作りこまれた曲でもあります。
マクロスを知らない人が聴いても、普通に「いい曲!」ってなるところも本当にすごい。今聴いても全然古びてないどころか、むしろ新鮮に感じるくらい。
「ロボットアニメ=熱血」という時代に、「いや、ロボットアニメだって、こんなに美しく、ロマンチックになれるんだよ」って教えてくれたのが、「愛・おぼえていますか」だったんじゃないかなって思います。
『愛よファラウェイ』(超獣機神ダンクーガOP)
作詞:松井五郎 作曲:古本鉄也
歌詞を聴いてもらうとわかるんですが、当たり前のようにロボットの名前が出てこない(笑)。ダンクーガ?どこにも出てきません。メカバトル?そんな話一切なし。
僕はこのアニメは観ていないのですが、調べてみると、メインメカのダンクーガも中盤までほぼ出てこないとのことです…。ある意味このOPは作品のテーマに沿っているのかな。
また、歌っているのがのちのC.C.ガールズのメンバーとなる藤原理恵という方です。この歌唱自体も賛否両論あるようです。はっきり言ってしまうと「上手くはない」のですが、多くの方が言われているように「これも味」だと思います。他のロボットアニメのテーマソングとは確実に一線を画しています。
さらに言うと、第二クールのオープニング曲「ほんとのキスをお返しに」も、まったくロボット感なし。アニメ自体も、残念ながら打ち切りになってしまったためこのOPもほとんど流れなかったそうです。今動画を見る限りでは、作画も悪くない出来だと思うし、こういうアニメがあってもいいですよね。
『愛よファラウェイ』
『ほんとのキスをお返しに』
『地球にI LOVE YOU』(特装機兵ドルバックOP)
作詞:古田喜昭 作曲:幾見雅博
一聴して、なんかものすごく「80年代な感じ」がします(いい悪いではなく)。
歌詞に「ラブレター」とか「抱きしめた」とか出てくるので、熱血な世界観とは180度違うベクトルです。もうこれは完全に狙っている、というか当時の風潮だったのではと思います。僕はこれ聴くと光GENJIとか連想しますが、この曲は光GENJIを5年ほど先取りしています!!
アニメのキャストも豪華で、メインキャストが古谷徹、鶴ひろみ、鈴木洋孝(某作品に置き換えると、ヤムチャ・ブルマ・天津飯ですね…)と、主役級がそろっています。しかし、あまりヒットしたとは聞かない。このあたりの時代になると、ポストガンダムの影響でストーリーが子供向けでなくなってきたので視聴ニーズとの乖離が出てきていたのかも知れませんね。
『地球にI Love You』
『Dreamy my love』(ゴッドマジンガーOP)
作詞:荒木とよひさ 作曲:矢野立美
『マジンガーZ』は、説明不要の神ロボットアニメですね。その関連シリーズのテーマソングなら、熱い曲が期待されるというものですが、これは…?
エンディングの曲、ですよね、これ?となるくらいしっとりした曲。仮にロボット物でないアニメのテーマだったとしてもエンディング感がすごいです。
実はこの曲、僕の頭の中にはずっと残っていて、「なんのアニメのテーマソングだったかなー?」と気になっていたんです。調べてみたら『ゴッドマジンガー』のしかもOPだったという…もうなんかね、戦争とか終わった後感ハンパない(笑)
でも、曲としてはとても美しくすばらしい作品だと思います。今でも僕の記憶にしっかり残っているくらいですから。
マジンガーを冠するこのアニメですが、原作者の永井豪氏はほぼタッチしていないそうです。また、このアニメは外伝的存在と言うことで、シリーズの他作品とは差別化が図られていたことによりテーマソングも趣向が凝らされたのかも知れませんね。
『Dreamy My Love』
『BIG-O!』(THE ビッグオーOP)
作詞/作曲:Brian May・永井ルイ
曲単体だと、別にロボットアニメと言われてもさほどおかしくはないけど、元ネタを知っている人はそっちに引っ張られると思います。
今回この曲について調べて分かったのですが、作詞作曲は元ネタの”あの方”がクレジットされている!!(笑)
まったく知らない方のためにお伝えすると、この曲はあの有名バンドQueen制作の曲『フラッシュゴードン』のオマージュです。
映画のテーマソングとして制作されましたが、映画の評判は当時はイマイチ…なのですが、今改めて『フラッシュゴードン』の映像を観たら、これオモロそうやな(笑)
そんなわけで、『BIG-O』はオマージュ作品なのですが、本家とあまりに酷似しているため、原作者と協議の上ダブルクレジットになったそうです。そんなこともあるんですね。
オープニング映像もなかなか不穏なので、一見の価値ありです。映像もある有名作品のパロディーではありますが、これはあえて言及しないでおきます。実際に観て納得してください(笑)
『BIG-O!』
おわりに
そもそも、ロボットアニメって今放映されてるんですかね?現在のアニメ世相全般に疎いので、まったくわからない…。新作が出ているのはガンダムくらい?
なので、今回の記事は若い人には全く刺さらない可能性がありますが、アニメも音楽も型にはまらない多様性が大事ということですね(無理やりなまとめ)。