TM NETWORK

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僕の音楽の原点は子供の頃慣れ親しんだ童謡…というのは無意識的な源流だとは思いますが、意識して聴いて好きになったのは、このTM NETWORKが初めてだったように思います。

 

TM NETWORKとは

初期~4thアルバムまで

1983年結成、1984年デビュー。メンバーは小室哲哉(kb.)宇都宮隆(vo.)木根尚登(gt.)の三名。これは現在も不動であり、追加や脱退もありません。デビュー曲は「金曜日のライオン(Take it to the Lucky)」ですが、実質的なデビュー曲は「1974(16光年の訪問者)」でしょう。この頃の路線もまた良かったのですがヒットに結びつかず、3rdアルバム「GORILLA」からはダンス路線に変更します。4thアルバム「Self Control」ではファンク路線を薄めつつ幅広いジャンルの曲を披露。タイトル曲もスマッシュヒットしたものの、大ヒットには至りませんでした。

Get Wild~Carolまで

なかなかヒットが出ず、次こそはと満を持してリリースしたのがご存知「Get Wild」です。アニメ「シティーハンター」のEDでもあり、TMのシングル曲として初のオリコンチャートトップ10入りも果たしています。その後、ベストアルバム「Gift for Fanks」ロサンゼルスでのレコーディングも敢行した「humansystem」を発表、そして1988年にはTMの歴史の中でも屈指の名作「CAROL~A DAY IN THE GIRL'S LIFE1991~」をリリースします。近未来SFファンタジーを下敷きにアナログに回帰したサウンドを駆使、当時類を見ない世界観を構築し評価されました。

TM NETWORK⇒TMN そして「終了」へ

「Carol」以降、2枚のシングルとリプロダクションベストアルバム「DRESS」をリリースしたのち、ユニット名を「TMN」とします。ジャンルもより多彩になり、ハードロック、テクノ、ハウスなどにも展開していきます。アルバム「EXPO」収録の「LOVE TRAIN」は、(実は)TM歴代1位の売り上げを誇ります。しかし、シングル「Nights of the Knife」を最後にTMNは「プロジェクトの終了」を宣言、1994年5月19日にすべての活動を終えました。

活動再開後

1999年、ユニット名を「TM NETWORK」に戻し、「GET WILD DECADE RUN」を皮切りに活動を再開させます。その後も精力的に活動をしていましたが、2008年に小室哲哉が詐欺容疑で逮捕されるという事件が発生、活動が停滞してしまいます。2012年に活動再開、2014年に「QUIT30」、2017年にはGET WILDしか収録されていない(!)「GET WILD SONG MAFIA」をリリース、現在に至ります。

TMと言えばGET WILDだよね?

 このように、これをお読みのTMをあまり知らない若い皆さんも「TMと言えばGET WILD」という印象が強いと思います(この記事だけで何回GET WILDと打ったか…)。なんなら、TMは知らなくてもGET WILDは知っている、という人もいそうですね。まぁ、まちがいなくTMの代表曲ではあると思うのですが、TMはその一曲だけではないのですよ…例えばガンダム好きなら映画「逆襲のシャア」のテーマ曲「BEYOND THE TIME」、鈴木あみがカヴァーした「BE TOGETHER」(これも20年前か…)、福岡の皆さんにおなじみの「FANTASTIC VISION」、あの佐野元春にイントロだけ絶賛された「RAINBOW RAINBOW」。後半なんか違う感じになりましたが、とにかく、いい曲をいっぱい出してるユニットな訳です。あ、「ユニット」という概念もTMが先駆者だったような。

TMのマイベスト5

ここで、ありきたりではありますが、僕の好きなTM NETWORKの曲を5曲ピックアップしたいと思います自分で言っといて5曲だけとか難しいぞブツブツ…

 

第5位 SEVEN DAYS WAR

 


TM NETWORK / SEVEN DAYS WAR(TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-)

映画「ぼくらの七日間戦争」テーマソング。この頃タイアップも積極的にしていましたね。きちんと映画の内容と曲がシンクロしていました。切々と語りかけるように歌う宇都宮隆のボーカルが良いです。僕はこの映画も見ましたが小説の方のファンで、「ぼくらシリーズ」はだいぶ追いかけてましたね。めっちゃ余談ですけど。

第4位 PASSENGER~a train named Big City~


Passenger(FANKS DYNA-MIX).wmv

一周回ってかっこいいと思います。ライブでは宇都宮隆のダンスも見所のひとつだったようです。残念ながら、僕はライブは生で見たことがないです。サビの高音部が声が出ていませんが、そのことがライブ感をいや増している感じです。歌に専念すれば多分出せない音域ではないのですが。

第3位 永遠のパスポート


永遠のパスポート

今聴いても不思議なイントロだなぁと感じます。当時、この曲のタイトルがなぜ「永遠のパスポート」なのかわからなかったのですが、歌詞を全面的に書き換えており、タイトルはその時の名残だったと後で知りました。タイトルは変えなくてよかったのだろうか…(笑)「本当のことは誰も知りたくはないさ」という歌詞が、とても大人っぽいと当時思ったものでした。

第2位 WINTER COMES AROUND(冬の一日)

 

WINTER COMES AROUND (冬の一日)

WINTER COMES AROUND (冬の一日)

  • TM NETWORK
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 ファンの間では、木根尚登の書くバラードを通称「木根バラ」というのですが、いくつもある木根バラのなかでも屈指の名曲だと考えます。この曲はアルバムCAROLには収録されているものの、後に小説としても発表される「CAROL」のストーリーには関与していません。しかしながら、CAROLのワンシーンにこんな情景があってもおかしくないという雰囲気を持ち合わせています。バックに流れるピアノも素敵で、いつかカヴァーしたいと思っています。

第1位 YOUR SONG

 

YOUR SONG (

YOUR SONG ("D"MIX)

  • TM NETWORK
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

もしかしたら「なんでこれが1位やねん!」と思う人もいるかもしれませんが、僕の中では長いことこの曲がフェイバリットです。一言でこの曲を表すなら「ファンタジック爆発」です。作ろうと思ってもなかなか作れないですよ、一歩間違えるとめちゃくちゃ恥ずかしくなるから(褒めてます)。映画「ヴァンパイアハンターD」のテーマ曲なんですが、残念ながらこの原作との雰囲気はぜんぜん合っていないです。映画とは切り離して考えたい(笑)いちおう載せてみましょうか。


Vampire Hunter D 1985 ending

原作はもっとこうおどろおどろしいというか、少なくとも「明るいファンタジック」な雰囲気ではないです。曲に話を戻すと、曲中にベートーヴェンの「第九」が引用されており、全編を通しクラシカルで上品な曲調です。初期の曲としてはけっこう珍しい感じかもしれません。もう理屈抜きでシンプルに好きな曲です!死ぬまでに一度はこういう曲を作ってみたいなぁ。

 

おわりに

いやー、まとめきれんなー。TMに関してはもっと書きたいことがいっぱいありますよ。ただ、先述のとおりライブに行ったこともないぬるいファンなので、マニアックな知識も特になく、意外とネタがないですね。まぁ、思い出した頃においおい書くかもしれません。

 

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