YAMAHA reface CPを選んだ3つの理由

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僕はこう見えて(どう見えてるのかわかりませんが)かなりの不精者です。一回横になってしまったらご飯かトイレか以外の用事では動かない。そういうダラッダラした状態でも鍵盤弾きたいんや!そういう要望に応えて(←いや違うと思う…)YAMAHAさんが出してくれましたよ、そうこのrefaceシリーズ!!

 

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このシリーズは

アナログモデリングシンセの「CS」

FM音源をフィーチャーした「DX」

オルガンに特化した「YC」

そして僕の所有する、エレピサウンドメインの「CP」

4つのラインナップがあります。

どれもすげー魅力的ですね。その中で、僕がなにゆえCPを選んだかをお話していこうかと思います。

なぜ「CP」なのか?理由は3つ

お手軽っ!

物理的体感的に軽いです。1.9kgですよ奥さんっ!そこらのMIDIキーボードと同等かそれ以上に軽い。専用のキャリーバッグもあるのですが、それに入れて持ち運ぶと楽器かどうかもわからない感じです。まあ、楽器をやってることを隠す必要のあるシチュエーションはあんまりなさそうではありますが。何は無くとも、持ち運びには全く苦労はないです。バッテリーケーブルが付属していますが、単三電池×6本でも約5時間(アルカリ電池使用時)駆動可能です。スピーカーも付属しているため、本当にこの一台でどこでも演奏が可能なんですね。

操作系がシンプル

シンセに付きものであるところの「アレ」がrefaceシリーズにはありません。そう、アレ…液晶画面!(DXは除く)やっぱり、画面がないと操作が不便でないの?DTMerなら考えてしまいそうですが…

 

要らんのです液晶なんて!!

 

もうね、とにかく操作系がシンプル!例えばこちらをご覧下さい。

reface cp ノブ・スライダー

スライダーが2本あり、左がボリューム右がオクターブの切り替えスイッチです。

そしてその右のダイヤル。これで音色を切り替えられます。ワークステーションなら1,000近く音色がありますが、このreface CPはたった6音色(実はもう1色あるのですがそれはまた後で)しかないので、このダイヤルだけで十分です。また、エフェクター類も備わっていますが、こちらもまたシンプル。

reface cp エフェクター関連

写真では少しわかりにくいですが、「トレモロ」と「ワウ」、「コーラス」と「フェイザー」、「デジタルディレイ」と「アナログディレイ」の切替スイッチがあり、選択ができます。「リバーブ」は単独でダイヤルが割り当てられています。つまり、エフェクトを選んで深さやスピードを調整するだけ。なんて簡単!シンセなら音作りしてて訳わかんなくなったりしますが、これならそんな心配は全くなし。ダイヤルひねれば容易に元に戻せます。このダイヤルの質感がまた良い!ブログでは残念ながらお伝えできませんので、これは店頭なんかで実際に触ってみてほしいです。

演奏に集中できる

2番目の理由とつながるのですが、これだけ操作性がシンプルでやることが絞られるならば、本来の目的である演奏にがっつり集中できるようになります。一旦音色いじりだすと演奏とか打ち込みそっちのけで音色作成や整理に没頭してしまう、なんてことがシンセ使いにはほんとよくあります。CP以外のrefaceシリーズはこの心配が大いにありそう、と危惧したわけです(とりわけ、「CS」はやばそう…w)。CPでは、音色を切り替える度にエフェクトを少しいじる必要がありますが、それもほんの一手間だけで、あとは普通に演奏に取り掛かることができます。

※iOS限定のようですが、こんなアプリもあるようです。

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他のイイところ

鍵盤

ミニ鍵盤というだけで、「おもちゃみたいなペラッペラの弾きにくい鍵盤」という偏見がわたくしにゃございましたが、これがどうして弾きやすい!HQ(High Quality)MINI鍵盤というすごい名前の鍵盤です。な、なるほど、そりゃ弾きやすそう。

 

接続端子

reface cp 接続端子

まだPHONES端子くらいしか使っていないのですが、必要な端子は一通りそろっています。USB端子ももちろん装備。ありがたいのがSUSTAIN端子ですね。意外となかったりしますよ、こういうの。

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それぞれの音色

それでは、音色を聞いて頂きましょう。 

全音色リバーブをある程度かけています。

 

※Rd1,Rd2,Wrは、トレモロをやや深めにかけています。

Rhodes1

 

Rhodes2

Wurlitzer

 

Clavinet

※ワウをやや深めにかけています。

Toy piano

CP

※コーラスをやや深めにかけています。

 裏ワザがあるという

 実は、このシンセちょっとした裏技があるということです。CPの購入を検討されて調べられた方はご存知でしょうが、「アコースティックピアノ」という7番目の音色が入っているんですね。一応その出し方をご紹介します。

この操作は自己責任でお願いします。故障等ありましても当ブログでは一切責任を負えません。

  1. 電源をoffにした状態にする
  2. 音色選択ダイヤルを中途半端な位置に設定
  3. 電源をonにする

この状態で弾くとアコースティックピアノの音になります。正直う~ん…なぜ標準でこの音色を入れとかない?TOY PIANOじゃなくてこっちで良かったんじゃないかなー。この音色をもし本格的に使用したいのであれば、ダイヤルはテープか何かで固定しておくことをおすすめします。ダイヤルが戻っちゃうと音色も切り替わってしまいますからね。

 おわりに

ミニ鍵盤で機能を絞ったシンセであるということを理解して購入しているので、欠点らしい欠点は見当たりません。強いて言えばスピーカーの音割れくらいですかね。それも、ヘッドフォン使用すればいいですからね、あまり気になりません。

 
音はまちがいなくライブにも耐えられるものだと思います。ミニ鍵盤がネックならばMIDI鍵盤つなぐのもありですね。

 

 

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